2014/03/02 新幹線は北の大地へ。
もう3月ですね。
久々に、体調を崩しました。。。
しかも、腸炎。。。まだ、治らず、きっついですね。
過度のストレスからというモノらしいのですが。いやー、繊細な心を持っていたんだな自分。
さて、今日のテーマは鉄道。
鉄道マニアな自分も降り立った事はないが、通り過ぎた事がある駅。
青函トンネルに入る直前の北海道側にあり、現在、1日に列車は2本しか止まらないという。それ以外は、すべて通過してしまう。
しかし、この駅は、もうまもなく駅としての役目を終える。
長かった冬がようやく終わりそうで、本格的な春の訪れを前に、2014年3月14日、知内駅は廃止される。
この地に、新幹線が延伸し、やがて、北海道新幹線がここを通る。
いよいよ、東京から北海道までが新幹線で繋がる事になるのだ。
しかし、その代償(表現として合っているかどうか。。。)として、少なからずの駅は廃止となり、更に、合わせるようにして、乗客数の減少で不採算路線が廃止となる。
北海道には数多くの廃止された路線や駅がある。その多くは炭坑などで自然財産があった地域と都市部を結んでいた路線であり、その自然財産がなくなった現在、その多くの地から人々が離れて行き、やがて、鉄路も途絶えてしまった。
常日頃、その場所を走っていた当たり前の光景が消えてしまうのは、本当に寂しいものである。そして、そういう場面にならないと、その路線の大切さに気付けない事もやはり悔しいものである。大切なものは、なくなった時に初めて、その大切さがわかるものであると。
反面、都心では新たな鉄道が今もなお、伸び続けている。 東京五輪がやってくる需要もあり、新たな鉄道計画も持ち上がっている。
所狭しと作られた都市の中に新たな路線を作り、そして、そこにまた人々の需要が生まれる。
同じ日本の中でもここまで過密度が違う場所があるという事が、当たり前のことなのだが、ある意味、不思議な事にも思える。
一昨年の夏、東京が暑過ぎるから最北端へ行けば涼しいだろう!という想いで計画した北海道旅行。一気に、最北端、稚内へ飛び、宗谷岬や大草原をドライブして、そのあと、プロペラ機で函館へ。そこから、特急白鳥で青森まで行った際に、知内駅を通り過ぎた。駅周りには、広い大地と山々が広がっていた記憶がある。
あれが、最初で最後の通過になるとは。
きっと、またいつか、北海道に行く機会があれば、その時は新幹線でと思っている。
北の大地に訪れる鉄路の新時代に乗り遅れないように。