2014/09/05 続・読書の評
3年ぐらい前まで続けていたブログでは、かなりの回数、このタイトルで書きました。
でもこのブログを始めてからは初めてになるので、タイトルに〝続〟とあえていれたいと思います。
読書の秋です。まぁ、とはいえ、本は、季節問わずですが。
今回は、村山由佳「ダンス・ウィズ・ドラゴン」。
何に魅かれたわけじゃないけれど、たまたま、本屋で物色しているときに、目に止まりふと、大学に通っていた頃にこの作者の「夜明けまでの1マイル」を読んで、ちょっぴりハマった時期があったことを思い出しました。懐かしい想いと共に購入決定。
さて、物語の内容はあまり語りませんが、帯には「井の頭公園に集う引き裂かれた男と女」なんて書いてありますが、まぁ、正直、井の頭公園じゃなくてもね。
全体を通して出てくるものに対しての答えが今ひとつないというか。はっきり言えば薄っぺらい感じです。メインで4人の登場人物がいるのですが、それも一人一人、書ききれてなくて、微妙。。。
タイトルの通り、全体を通して「龍」がテーマ一つのテーマなのですが、そこも・・・。
本の内容を擬音で表現すると、最初タンタン→どんどん→バーン!!→ちゃんちゃん♪って感じですかね。
結局、何だったんだろう的な感じで、後味が悪いまでとは言いませんが、まぁ、後味が悪いですね。せっかく、おいしいコーヒーのいれ方知ってるなら、美味しいまま頂きたかったです。
なんか、読者の感想とか読んでいると、作風がちょっと変わってしまっているみたいですね。夜明けまでの1マイルは、とにかく人間的で愛があって、それはもうキュンとしちゃうような読み物で、最高だったのに、その想いで久々に、読んでみたら、おとぎ話みたいな感じになっちゃってて、残念でした。
まぁ、秋の一夜で読み切れちゃうぐらいの本です。
久々の読書の評。また、そのうち気が向いたら書きます。
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ZAP