2015/01/17 20年。
写真は、もう約4年前になる。2011年3月11日の写真。
当時の職場があった東京駅のビルにいて、あの地震を経験しました。
東京駅はもちろん、東京中の鉄道がほぼすべてストップし、都市機能の弱点が露わとなりました。
自分が経験した中でもっとも大きな揺れでした。東京、震度5弱。
大震災というものが、いかにしてとてつもなく怖いものなのかが衝撃的に感じました。
情けない話、神戸と聞くだけで怖いというイメージが幼心にあったことも覚えています。
昨年、初めて神戸を訪れました。街は本当に姿を取り戻しており、メリケン波止場に残る、震災の爪痕だけが、自分の目で見ることの出来る唯一のものでした。
悲しい過去も、辛い過去も、きっといつかは、明るく取り戻すことが出来る。それが、自然と日本という場所で暮らす我々日本人が経験してきた最大の生きる力なのかなと。
今後、再び、大きな地震がやってきてもおかしくない状況で、いつでもどんなことでも耐えられる術と、自分が生きる道をきちんと足を地べたにつけて考えなければならないと思います。
20年目の時間と、あの日、あの場所で被災したすべての方々に哀悼の意を捧げます。