2016/06/27 好きな景色って何だろう
東京で、大好きな景色が3つある。
一つ目は、酔い明けの銀座朝4:00。人が全くいなくて、タクシーもまばらなこの時間。昭和通りを歩くのも好き。
二つ目は、飲み明け、京橋駅から乗る始発の銀座線。後ろの車両には誰も乗っていなくて、最高に居心地が良い。
三つ目は、日本橋川にかかる、西河岸橋から見る日本橋の景色。麒麟の翼の像を間近で見るのも良いけど、この西河岸橋から見る景色も最高に好き。
東京に住んでいても、その活動範囲によって、また、人によって、好きな場所は変わるわけです。そして、もちろん、その場所がその人にとってのオアシスになっているわけで。今でも、東京に帰れば、この3つの景色は必ず見る。というか、必ず行く。
秋田に来て、もうすぐ2ヶ月が経つ。あっという間に過ぎて来たと思うぐらい、早かった。初夏の陽気もありつつ、東京のようなジメジメとした暑さがないからこそ、過ごしやすい。
そんな2ヶ月の間に、好きな場所がいくつか出来てきたわけで。
一つは海。未だ嘗て、日本海側に住んだことのない自分。常に、逗子の相模湾がお決まりスポットで、何かとウッチーさんと夜中に車を走らせては、夜明けの海を見に行ったもんです。
ここは、太平洋でもないし、逗子でもない。
でも、この景色がたまらなくテンションを上げさせてくれる。
見てるだけで、なんだか色んなことが洗い流されていく。
この日は、波が特に荒くて朝から暴風警報も出ていたから、尚更か。
にしても、落ち着く。
そして、もう一つは、少し、山側へ行く。
二ツ井という街。ここは、かつては能代市ではなく、二ツ井町という別の町だったが、平成の大合併の中で、能代市になった。しかし、住所では今でも、能代市二ツ井町◯◯とその町名がきちんと残っている。
秋田に来るまで、想像していた景色というのが、この町にある。
山があって、川があって、鳥のさえずりが聞こえていて。
癒される他ない。
こんな景色、朝から夕方まで見てたって飽きないし、ここで本でも読んでいたい。
この町は特に最高で、居心地が良い。なんたって、時間の流れが全然違う。
本当に良い意味で、ゆったりしている。せかせかするのではなく、ゆっくりと見つめながら時間を進めていける。そんな感じ。
水の色も綺麗で、そして、この自然は本当に素晴らしい。
こんな自然がここにある。
もちろん、やるべきことは違うけど、自分が住んでいる場所にこんな場所があるのなら、自慢するしかない。
今年の夏は、例年以上にテンションの上がる夏になりそうだ。